当店では、什器をお造りする上で、素材へのこだわりがあります。

プリント素材ではない本物の素材を使うことで、お店の雰囲気を大きく変える事ができます。

本物の素材とは、具体的には、まずは木材(無垢材、突板など)、そして金属(鉄、銅、真鍮など)があります。

これらの素材は、使い込むことで”経年変化”による風合いや味が出てきます。

新しい間は違いがあまり感じられなくても、”経年変化”による風合いは、プリント素材では出せない雰囲気を醸し出してくれます。

木材は、「呼吸している」といわれるように、調湿機能があります。

調湿機能があることで、伸縮したり、反ったり、ひび割れなどの動きが出ます。

一見、不具合にも見える動きですが、この動きこそが、無垢材ならではの素材の風合いを感じさせてくれるのです。

オーナー様から見ても、常連のお客様から見ても、日に日にその愛着が増していく対象になります。

金属は、酸化による錆が出ます。

錆もまた、新品の美しさという点からみると出て欲しくない変化ですが、金属の表面にでる錆の模様は、人工的には出すことのできない、味わいや重厚感を醸し出してくれます。

その為、金属は、什器による洗練された空間をつくる上で、欠かせない素材といえます。

これらの素材は、質を落として安価なものを使う事も可能ですが、お店の顔になる什器には、まずは良い素材でご検討いただくのが良いと思います。

年月を重ねるごとに味わいが増し、半永久的に使える、本物の素材の良さを感じて下さい。