カウンターの幅(奥行)は、お店に訪れるお客様に大きな印象を与える部分です。

極端に狭いカウンターのお店を見かけることがあります。

お皿やグラスが置きづらくなるほど狭いカウンターは、くつろぐ事が出来ず、そういったサービスを提供している事で、お店全体のイメージが安っぽく感じてしまいます。

逆に一般的なお店よりも、幅の広いカウンターのお店は、ゆったりと居心地よく過ごすことができるので、印象にも良く残り、再訪するお客様が多くなります。

カウンターはそれほどお店にとって大事な部分だと言えます。

一般的なカウンター幅(奥行)は450㎜です。

狭いカウンターをつくる場合でも、皿を置く業態の場合は、300㎜までが限界です。

300㎜はかなり狭いカウンターですが、何とか食事できるぎりぎりのサイズです。

600㎜以上の、カウンター幅のお店はあまりないので、お客様にカウンターの広さを感じるカウンタさせられます。

本来は、幅の広いカウンターを造りたいところですが、カウンターの幅が狭くなってしまう理由は、席数や導線の確保のためです。

しかし、席数と導線は確保できても、お店の高級感や再訪率を下げるリスクもあります。

狭いカウンターのメリットを逆転の発想で考えるのであれば、「来店客に長居させず、お店の回転率を上げたい」場合には有効と言えます。

業態とサービス内容によって、カウンターの幅は十分検討が必要です。

また、幅のサイズに関わらず、カウンターのデザインも重要です。

バーカウンターのデザインについてはこちらのページに詳しくまとめています。

バーカウンターをデザインする際の費用・業者選びのコツ